東京TSネット2020年度セミナー第1弾レポート

2020年6月6日、2020年度第1回のセミナーを実施しました。

新型コロナウイルスの影響を踏まえ、今回ははじめて会場・オンライン併用での開催となりました。はじめての試みということで運営側にも緊張感がありましたが、みなさまのご協力もあり、福祉関係者を中心に約30名の方にご参加いただき、無事に実施することができました。みなさま、ご協力ありがとうございました。

今回は、「はじめての刑事司法手続」と題して、刑事司法手続の基礎知識について学ぶ機会としました。テレビやネットのニュースやドラマでは聞くことがあるものの、その言葉の意味するところをわかったような、わからないような…

そんな刑事司法手続について、当団体の弁護士2名がわかりやすく解説をしてくれました。

前半は、共同代表の山田弁護士による「刑事司法の全体像」についての講義。刑事司法のベースとなる理念を基に刑事手続の流れを「捜査」「公判」「受刑」「保護観察」とそれぞれの段階に分けて説明いただきました。「障害のある人と刑事司法」のなかでは、障害のある人と刑事司法との関連についてお話いただきました。

また、「被害者側からみた刑事司法」では、被害者側に用意されている制度等について、こちらも障害のある人とのかかわりも交えて講義いただきました。

後半は、理事の野原弁護士から「医療観察制度」と「少年事件」についてお話いただきました。医療観察制度では医療観察制度特有の手続の流れとよくわれわれが耳にする「鑑定」について、少年事件についても同様に前半の刑事司法手続の知識をベース少年法の特徴と一般的な刑事司法手続との違いについて講義いただきました。また、一般的にとっつきにくい法律の専門用語の意味などについても説明をしていただきました。

オンライン実施ということもあり、今回はLIVE!アンケートを使い、リアルタイムに質問を募集していきました。会場で手をあげるのは緊張してしまう方にも気楽に質問できるこの方法は、今後も取り入れていきたいと思いました。

社会福祉士の新カリキュラムでは、これまでの「更生保護制度」という名称から「刑事司法と福祉」という科目名称に変更され、その想定される教育内容には「刑法」「刑事手続」に関する内容も含まれています(もちろん「少年事件」「医療観察法」も)。そういった意味でも今後社会福祉専門職に求められる必要な知識について学ぶことができる貴重な機会となりました。

今回も会場は株式会社TKC様にご提供いただきました。新型コロナウイルスの影響が残る中、さまざまなご配慮をいただきました。株式会社TKC様、ありがとうございました。

次回は、9月5日(土)14:00~17:00を予定しています。詳細が決定し次第、ホームページ等で告知させていただきます。

(文責:金子)