2015年度第9回定例会を12月16日に行います

2015年度第9回定例会を12月16日に行います
詳細は以下のとおりです。

日時 12月16日(水)19:00-21:00
場所 PandA事務所
〒102-0072
東京都千代田区飯田橋2-7-1 三政魚政ビル2階
https://tokyo-ts.net/contact/
内容
  • 19:00-20:00 勉強会
    講師:大西連さま(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい 理事長)
    テーマ:「法的な課題を抱える生活困窮者への支援について」(仮)
  • 20:00-21:00 事例検討会
    テーマ:軽微な犯罪を繰り返してしまうJさん
    事例はこのページ下部に記載しております。
参加費 500円

検討は定例会当日に行いますが、都合が合わない方でご意見ご感想等ございましたら、下記コメント欄でコメントいただくか、あるいは、事務局の及川までご連絡いただければと思います。
定例会の後は,懇親会を兼ねての食事を予定しております。ご都合のよろしい方は,ぜひご参加ください。
よろしくお願いいたします。

 


事例:軽微な犯罪を繰り返してしまうJさんの事例

21歳の男性Jさんは、17歳以降から現在に至るまで、刑事施設を出てすぐに比較的軽微な犯罪をして逮捕される、ということを繰り返してきました。本件に至る前も、無銭飲食で捕まり、実刑1年6か月、執行猶予2年保護観察付きの判決を受け、ホームレス支援を行っているNPO法人の施設に入所するも、3日で施設を飛び出し、再び無銭飲食をしたというのが、今回の事件です。
通院歴は、少年時代に、試験観察に付され取消され少年院送致になった期間に、2日間だけ、都内の心療内科に通ったのみで、そこでは「広汎性発達障害」の診断を受けています。それ以外の通院歴はありません。というのも、17歳以降、Jさんが少年院等の刑事施設外で生活した期間は、すべて足しても数か月程度しかないからです。

Jさん自身は、「発達障害の影響で犯罪を繰り返してしまう。何か不安感や寂しさを感じると家出したくなってしまい、家出をするとどうすることもできず、犯罪をしてしまう」と自己分析しており、入院ないし入所して治療を受けることを強く望んでいます。

また、今回の事件で初めて、「自分はゲイである。今までそれを隠してきたことも、不安感や寂しさを感じる原因になっていた」と語りました。
なお、頼れる親族・知人はいません。

◎相談を依頼した弁護士の考え
法律上は執行猶予判決が可能なため、執行猶予を目指す公判弁護をしたいと思っておりますが、ホームレス支援施設・生活保護の同行・精神科への通院程度の社会環境を整えても、実刑判決を免れることは到底できそうにありません。クレプトマニアや覚せい剤のように、刑務所に入所させるよりは病院or施設に入所させた方が更生できる、ということが示せて、辛うじて執行猶予の可能性が出てくるのではないかと考えておりますが、適切な受け入れ先が思い当たらず、質問・情報提供のお願いをした次第です。