トラブルシューター事例集

個々のケースを検討・支援するなかで、私たちは、支援を必要とする方々にとって、「加害者」になるか「被害者」になるかは、実は紙一重ではないかと感じてきました。司法と福祉は、刑事事件に発展して初めて連携を模索するのではなく、日常の支援のなかにこそ、もっとコラボレーションをしていく余地があるのではないかと思います。

とはいえ、司法と福祉の領域は、まだまだ大きな溝があります。お互いのことを、よく知りません。そこで、東京 TSネットに集うメンバーから、日常の支援のなかで出会う「トラブル事例」を募集しました。その際、加害か被害か、知的か精神か、就労支援か生活支援かといった区別は一切抜きにして、各メンバーが所属する多種多様な現場から、オールジャンルの事例を集めました(ただし、個々の事例は、実例をヒントにしつつも、すべて事例集用に構成し直した架空のものです)。

そして、司法と福祉それぞれの視点から、コメントを執筆しました。司法側は主に弁護士が、福祉側は障害のある方の就労支援、生活支援、相談支援などに携わっているメンバーが分担して執筆し、さらに、東京
TS ネットの勉強会で意見を出しあってまとめました。

もっとも、「正解」を解説したものではなく、あくまで、考える視点や情報を提供したものに過ぎません。当然、それが唯一の答えでもありません。また、あくまで架空の事例を前提としているため、一般的な説明にとどまる部分もあります。
この事例集は、司法と福祉のコラボレーションを考えるヒントとして、司法や福祉の現場でご活用いただくことを想定しています。「こういう解決方法もある」「もっとこうすべきだ」など、皆様の現場で議論をする素材になれば幸いです。

今後、随時、新しい事例をアップしていきます。「こういう事例も扱ってほしい」「こういう問題で困っている」など、ぜひ皆様の声をお寄せください。

 


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(34ページ、約4.9MB)